聖書のお話 2026.02.01
【聖書箇所】ネヘミヤ1:1~2:8 【説 教 題】ネヘミヤの祈り 【中心聖句】何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。(Ⅰヨハネ5:14) 【説 教 者】黒田 明 【新 聖 歌】196祈れ物事 聖書の中には、神さまに祈った人の話がたくさん出てきます。皆さんは誰の祈りを知っているでしょうか。たとえば、旧約聖書の中にアブラハムという人がいましたが、彼は甥のロトが住んでいる町ソドムが滅ぼされてしまうことを知って非常に心を痛めました。そして、「助けてくださるように」と彼は何度も神さまに祈ったのです。このときのねばり強い彼の祈りというか、神さまに食い下がっていった彼の祈りは、祈ることをすぐにやめてしまい、あきらめてしまう私たちにとってのよいお手本になっているのではないでしょうか。 また、モーセという人がいましたが、彼はアマレク人との戦いのとき手を上げて祈りました。ご承知のとおり、モーセが手を上げて祈っている間はイスラエル軍が優勢となり、疲れて彼の手が下がってしまうとアマレク軍が優勢になってしまった、あの祈りです。その際、疲れてしまったモーセの手を支えてくれたアロンとフルのふたりも登場してきますが、1つの目的のために心を合わせて祈り、また支え合って祈るということが、いかに大事であるかを教えてくれているのが、この祈りではないでしょうか。 また、新約聖書の中には十字架上のイエスさまのとりなしの祈りや殉教する際のステパノのとりなしの祈りがありますが、私たちはこのイエスさまやステパノを通して、迫害する者のために祈ることや、そのような人々をも愛し、赦していくことがいかに大事であるかを学ぶことができるのが、彼らの祈りではないでしょうか。 そういうことで、きょうは「祈り」ということをテーマに、旧約聖書の人物ネヘミヤからも学んでみたいと思うのですが、まずはネヘミヤとはどのような人物だったのでしょうか。調べによると、彼はぺルシアの王アルタクセルクセスに仕えるユダヤ人でした。といっても、彼は先祖たちの地ユダで生まれ育ったユダヤ人ではありませんでした。バビロン捕囚という歴史的出来事をご存じのことと思うのですが、彼の一族はまさにその捕囚の民であり、ネヘミヤのときには時代がバビロンからペルシア...