聖書のお話 2026.11.08
【聖書箇所】創世記37:1~36 【説 教 題】妬まれたヨセフ 【中心聖句】人の心には多くの思いがある。しかし、【主】の計画こそが実現する。 (箴言19:21) 【説 教 者】黒田 明 【新 聖 歌】175胸の奥に 今回取り上げたい人物は、旧約聖書に登場してくる若き日のヨセフですが、その前に少し復習をしておきたいと思います。 ①メソポタミヤの古代都市ウルという町から、神さまに呼び出され、約束の地カナンへと旅立った中心人物は誰だったでしょうか。(アブラハム) ②そのアブラハムですが、彼が100歳のとき、妻サラとの間に男の子が与えられました。その男の子とは誰だったでしょうか。(イサク) ③さて、そのイサクですが、彼には妻リベカとの間に双子の男の子が与えられました。ひとりは長男のエサウでしたが、もうひとりは弟の誰だったでしょうか。(ヤコブ) さて、そのヤコブですが、彼が大きくなり結婚すると、やがて二人の妻(レアとラケル)さらには二人の女奴隷(ジルパとビルハ)との間に12人の息子たちが与えられました。今回取り上げようとしているヨセフは、その11番目の息子になります。ところで、兄弟が多いと楽しいことがたくさんありますが、イヤなことやむずかしいこともいろいろと起こってくるものです。どうやら、ヨセフとその兄弟たちとの間にも、何やら問題が起こってきました。4節と5節と8節、そして11節をご覧ください。ここをご覧いただくとわかるように、ヨセフがまだ17歳のとき、彼は兄たちから憎まれ、妬まれてしまったというのです。 ヨセフはなぜ兄たちから憎まれ、妬まれてしまったのでしょうか。次の3つの理由が考えられます。第1の理由は、「彼の正義感」ということ。すなわち、2節の後半をご覧いただくと「ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた」とあるように、彼はその性格上、兄たちのいい加減な仕事ぶりが赦せませんでした。そのため、兄たちの一部始終を、常々、父に報告していたのです。一方、兄たちはというと、こうして父から呼び出しをくらい、きついお叱りを受けることがしばしばあったものですから、当然のこと、告げ口をするヨセフという存在が面白くないわけです。 続いて第2の理由ですが、それは「父ヤコブの偏愛」ということ。3...