聖書のお話 2026.06.28
【聖書箇所】マルコの福音書10:32~45 【説 教 題】弟子の道 【中心聖句】あなたがたの間では、そうであってはなりません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、皆に仕える者になりなさい。(マタイ20:26) 【説 教 者】黒田 明 【新 聖 歌】385or404 過ぎ越しの祭りが近づき、大勢の人々がエルサレムを目指して旅をしていたときのことです。主イエスさまと弟子たちもエルサレムへ向かって旅をしていました。ところが、エルサレムにはイエスさまを憎む祭司長やパリサイ人たちがいました。どうやら、彼らはイエスさまを捕まえては殺そうと探し回っていたのです。それでも、イエスさまはそのことをご存じの上で、父なる神さまによる救いのご計画のゆえに、みこころに従ってエルサレムへと向かわれたのです。なお、イエスさまはこのとき12弟子と他の多くの弟子たちの先頭に立って歩いて行かれました。 そんなイエスさまの後ろ姿を見て、弟子たちはいつもと違う何かを感じたようです。というのも、「 弟子たちは驚き、ついて行く人たちは恐れを覚えた 」と32節にあるからです。思うに、弟子たちはイエスさまの後ろ姿が何か勇ましく見えたのではないでしょうか。しかし同時にイエスさまの後ろ姿が孤独にも見えたかもしれません。というのも、弟子たちはかつてイエスさまからご自身の受難に関する予告を聞いていましたから、その迫り来る死を彼らなりに察知したのかもしれません。「 弟子たちは驚き、ついて行く人たちは恐れを覚えた 」という表現には、そんな緊迫した様子が描かれているのだろうと思うのです。 ともあれ、そんな弟子たちの様子を感じとったイエスさまは12弟子だけをそばに呼ぶと、歩きながら次のようにお話しになられました。33節と34節。そうです。イエスさまはご自身がエルサレムでユダヤ人の指導者たちに捕まり、十字架にかけられることを再び予告されたのです。しかし3日目によみがえるともおっしゃいました。ところが、弟子たちにはその意味するところが十分にはわかっていませんでした。そのことはヤコブとヨハネがイエスさまに近づくと、イエスさまに申し上げた次のことばによってわかります。35節から37節。そうです。彼らはイエスさまがユダヤ人の王になる日が近づいたのだと思い違いをしていたのです。そのためヤコブとヨハネは王の...