聖書のお話 2026.07.05
【聖書箇所】ヨハネの福音書2:1~11 【説 教 題】最初の奇跡(カナの婚礼) 【中心聖句】イエスはこのことを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行ない、ご自分の栄光を現わされた。それで、弟子たちはイエスを信じた。(ヨハネ2:11) 【説 教 者】 黒田 明 【新 聖 歌】340救い主イエスと 今から約2000年ほど前のことになります。ガリラヤのカナという町で結婚式があり祝宴が催されました。当時の祝宴について調べてみると、それは1週間、ときには2週間も続く盛大なものであったようです。実は、今回、その喜びの祝宴にイエスさまとそのお弟子さんたちも招かれていました。ところが、予想よりも来客が多かったのでしょう。ときが経つにつれ、祝宴にはつきものの「ぶどう酒」が底をついてしまったというのです。つまり、喜びのぶどう酒が底をついてしまうということは、日本式に言えば「縁起が悪い」ということになってしまうわけです。 そのため、居合わせていたイエスさまの母マリヤはイエスさまに相談をもちかけました。すると、イエスさまはお母さんの頼みに応えて、手伝いの者たちにこう言われたのです。「水がめに水を満たしなさい」(7節)と…。実は、そこには80リットルから120リットルも入る石の水がめが6つ置いてあったものですから、手伝いの者たちはイエスさまの言われるままに、その水がめに水をいっぱいに満たしました。すると、「今度はその水をくんで、世話役のところに持って行くように」とイエスさまに言われたものですから、手伝いの者たちはさぞかし驚いたに違いありません。世話役のところへ持って行くのは、ぶどう酒ではなく水だったからです。しかし、「あの方が言われることを、何でもしてあげてください」と初めから念を押されていましたから、言われるままに持って行くしかありませんでした。そして、恐る恐るその様子を見守ったのです。 さて、こうして世話役がこれを味わったときのことです。何と、水がぶどう酒に変わっていたではありませんか。しかも、それは最上のぶどう酒に変わっていたというのです。なお、この出来事はイエスさまが行なわれた最初のしるし(奇蹟)として、ここに記されているわけですが…。これはつくり話などではありません。この福音書の著者ヨハネは、これを実際に起こった出来事として、ここに記しているのです。ある人々にとって...