聖書のお話 2026.05.03
【聖書個所】エレミヤ書36:1~32 【説 教 題】聖書とは 【中心聖句】人はみな草のよう。その栄えはみな草の花のようだ。 草はしおれ、花は散る。 しかし、主のことばは永遠に立つ。(Ⅰペテロ1:24~25) 【説 教 者】黒田 明 【新 聖 歌】37主よ命の言葉を だいぶ前のことになりますが、日本でも話題になった書籍に『小説「聖書」』というシリーズものがありました。その第1弾は‘旧約篇’、第2弾は‘新約篇’、そして第3弾は‘使徒行伝’だったと思うのですが、これらの本が次々と書店に並んだのです。著者はウォルター・ワンゲリンというアメリカの作家です。彼については、残念ながら日本ではあまりよく知られていませんが、実は、彼はクリスチャンであり、神学者であり、彼の願いは難解と思われがちな「聖書」に、人々が少しでも関心を寄せるきっかけになってくれればという思いから、『小説「聖書」』を書いたというのです。 ところで、その聖書からのクェスチョンですが…。はたして「聖書」の著者は誰でしょうか。実は、著者はひとりではありませんでした。たくさんの人々がこれを書き、旧約聖書39巻・新約聖書27巻、合計66巻の聖書となったのです。たとえば、旧約聖書の著者にはダビデやソロモンのような王、ダニエルのような政治家、エズラのような学者、アモスのような羊飼いなどがいました。一方、新約聖書の著者にはマタイのような取税人、ルカのような医者、パウロのような法律家、またペテロやヨハネのような漁師などがいたのです。要するに、いろいろな立場・身分・地位の人々が書いたということです。なお、専門家の話によりますと、聖書を書いたのは約40人くらいの人々、そして書かれた期間は約1600年にも及ぶそうです。 しかしそうは言いましても、これら多くの人々がそれぞれの場所、それぞれの時代に書いたものでありながら、彼らが書いた66巻の聖書には相互に矛盾がなく、驚くほどの調和を保っているということを知るとき、はたしてこのことは何を意味しているでしょうか。思うに、彼らの背後にあってこれら40人もの人々を動かし、1つのことを各方...